熊本市中心部のホテル、温泉施設が満室状態に-熊本城マラソン │ くまにちコム
19日の「第1回熊本城マラソン」まで1週間余り。熊本市中心部のホテルや、宿泊可能な温泉施設では予約が相次ぎ、前日の18日はほぼ満室状態。ランナー向けのサービスをはじめ、当日は飲食や入浴の特別料金を設ける施設も多く、熊本のPRを含め、経済波及効果への期待が高まっている。フルマラソンのランナーに見えるよう設置した懸垂幕。ゴールまでの距離を示している=熊本市の熊本全日空ホテルニュースカイ
同市水道町の東横イン熊本城通町筋は「昨年9月から予約が入り始め、年明けには満室になった」。メルパルク熊本も「本来、2月は利用が少ないが、ことしは大会効果が大きい」と満室状態。同市上通町のホテルオークスは「当日の19日も空室は残りわずか」とホクホク顔だ。
大会事務局によると、約1万人の出場者のうち、県外者は約2千人。当日の集合が早朝のため、県内でも宿泊する人も少なくなく、事務局� ��はホテルに関する問い合わせが増えているという。
大会を盛り上げようという動きも活発化している。フルマラソンのコース沿いにある同市東阿弥陀寺町の熊本全日空ホテルニュースカイは壁面にランナー応援の懸垂幕を設置した。「これを見て、もうひと頑張りしてほしい」と同ホテル。
さらに、周辺のジョギングコースを紹介する手作り地図を用意したほか、レース当日は朝食時間を通常より1時間早めて対応。JR熊本駅近くのホテルニューオータニ熊本も、朝食メニューにエネルギー源のバナナやパスタなどを追加する。
熊本城近くの熊本交通センターホテルは、当日のランチ料金を通常の1200円から1000円に値下げするほか、選手はゼッケンなどの持参で800円に。同市上通町のホテル日航熊� �も全レストランでゼッケンを提示すると料金を10%割り引く。
宿泊プランがある同市上熊本の温泉施設「城の湯」も18日の予約はいっぱいという。
マラソン後の温泉利用も見込まれることから、同市本荘町の「湯らっくすゲンキスクエア」は当日の入泉料を通常より150円安く設定。同施設は「夕方までの交通規制が心配」としながらも、「沿道で応援する人も冷えきった体を温めてほしい」と"大会特需"に期待する。(田川里美、中原功一朗、東本由紀子)
熊本日日新聞2012年02月11日
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